洗面台リフォームで実現できる暮らし

洗面台の選び方

洗面台のリフォームは、まずは今の洗面台のサイズや洗面所の広さを把握することから始まります。
設置できる洗面台のサイズが決まったら、使い勝手やインテリア性などを踏まえて、必要なパーツを選んでいきます。ここでは、洗面台をリフォームする際に知っておきたい、洗面台選びのポイントをご紹介します。

洗面台のサイズを決めよう

現状の洗面台のサイズを確認

現在設置されている洗面台のサイズを測りましょう。
(1)間口(2)奥行き(3)高さ
上記の3つを測り、具体的な大きさをイメージしておきます。
奥行きはカウンター部分だけでなく、土台部分も測っておきましょう。新しい洗面台のほうがサイズが小さいと、床材の張り替えが必要になる場合があります。
また、カウンターの高さは75㎝、80㎝、85㎝と身長に合わせて選べる商品もあります。身長が155㎝くらいの人には75㎝、165㎝くらいの人には80㎝、170㎝くらいの人には85㎝がオススメです。もし現在の化粧台の位置が体格に合わないと感じる場合には、忘れずに測っておきましょう。

現状の洗面台のサイズを確認

洗面所の広さを確認

洗面台がある部屋(洗面所)の広さを確認しましょう。
(1)間口(2)奥行き(3)高さ
上記の3つ以外にも洗面所のドアや浴室のドアまでの距離や、天井に梁がある場合は梁のサイズを知っておくと上に収納をつけるタイプの商品選びをする際にスムーズです。

洗面所の広さを確認

洗面台の4つのパーツを選ぶ

洗面台は、
(1)化粧鏡
(2)洗面ボウル
(3)水栓
(4)収納キャビネット
の4つのパーツからできています。
空間のサイズや使う人の体格、使い勝手を考えて(1)〜(4)を選ぶことで、自分の暮らしに合うものにすることができます。

(1)化粧鏡を選ぶ

化粧鏡は、メーカーやシリーズによって違いはあるものの、主に2つのタイプから選びます。選ぶ商品によって収納量が違うので、何を収納したいかをあらかじめ考えておくといいでしょう。鏡裏の収納内部コンセントが設置されているタイプなら、電動歯ブラシなどを充電することもできます。

三面鏡
鏡を3面に分けて取り付けているタイプで、鏡を開けると中が収納になっています。歯ブラシや化粧品などの日々使用する小物類をしまえるので、洗面台の上がスッキリ⽚付きます。3面鏡は左右の鏡の開き⽅で、ほぼ同時に顔の両側が⾒られます。左右のバランスが分かりやすく、メイクや髭剃りに重宝します。
一面鏡
鏡が1面のみに取り付けられているタイプです。鏡の奥に収納棚がないタイプなら鏡が前に出ないので、空間にゆとりが生まれます。大きく見やすい一面鏡を取り付けているものが多く、見た目がスッキリするので、デザイン性を重視する方に人気です。商品によっては、鏡のサイドに棚がついているタイプもあります。
LED照明
少ない電力の消費で、長く使えるLED照明。例えばLIXILの試算では、従来の蛍光灯と⽐較すると約75%省エネでき、電気代が年間約500円※も節約できるそう。 ※従来品の蛍光灯の消費電力24W、LED照明の消費電力6Wの場合で、試算条件は「平成25年省エネルギー基準に準拠した算定,判断の方法及び解説Ⅱ住宅」の居住人数4人における照明設備の使⽤時間率から算出.単価27円/kWh(税込)。料金単価は消費税率8%の場合。
くもりにくいミラー
鏡の表面にコーティングを施し、電力を使わずに鏡をくもりにくくした鏡。ヒーター式のくもりどめと比べ、点ける手間や消し忘れなども防げ、待ち時間がなく快適に使用できます。
手前に引き出せる三面鏡
TOTOの「スウィング三面鏡」やPanasonicの「ウツクシ-ズ」の三面鏡は鏡を手前に引き出せるので、コンタクトレンズの装着やメイクの際に体をかがめずに楽な姿勢で使えます。鏡の裏はすべて収納スペースなので、日常使いの小物がたっぷり入ります。

(2)洗面ボウルを選ぶ

毎日の洗顔や、洗濯物のつけ置きなどで使う洗面ボウル。最新の洗⾯台は、つぎ⽬がない形状や汚れが付きにくい素材を採用した、お手入れしやすい商品が多く出ています。また、ボウル自体が大容量になっているので、洗濯や洗髪がラクラク。
石けんや化粧品など濡らしたくないものを置く場所が必要な場合は、ドライエリアの有無も確認しましょう。

汚れが付きにくく落ちやすい洗面ボウル
TOTOの「セフィオンテクト」やPanasonicの「有機ガラス系新素材」など、各メーカーとも、独自の技術で汚れを浮かせて落としたり、汚れを寄せ付けない素材を開発。また、洗面ボウルとカウンターを一体成型にして継ぎ目をなくすなど、サッと拭くだけでキレイを保ちやすい形状となっています。
洗濯しやすい形状や深さ
洗面ボウルの底をフラットにしてバケツを置きやすくしたものや、底に傾斜をつけて⽔が来ない作業部分と深くたまるつけ置き部分を設けているタイプ、絞った洗濯物を一時的に置いておける場所があるタイプなど、目的によって商品を選べます。
お手入れしやすい排水口
最新の洗面台は、汚れがたまりやすい金具をなくして洗面ボウルと一体成型してスキマをなくしたり、つなぎ目のスキマが少ない金具を採用した商品が主流に。排水口の奥の構造もシンプルなものが増え、スポンジでサッと拭うだけでキレイになります。また、キャッチした髪の毛などのごみをポイッと捨てられます。
除菌ミスト
TOTO「オクターブ」のオプション。洗面ボウルについたボタンを押すと、水道水からつくった除菌成分を含む水が噴射されます。歯ブラシに吹きかけて洗浄・除菌したり、洗面台使用後に排水口に吹きかけることで、気になる汚れを抑制します。排水口の嫌なヌメリを抑えられるので、お手入れがラクになります。

(3)水栓を選ぶ

最近は、従来のように洗面ボウルの縁に水栓があるのではなく、鏡の下にビルトインで取り付けられている場合がほとんどです。ビルトイン水栓のメリットは、洗面ボウル付近の空間を広く使えるので、洗髪する場合は重宝します。また、水栓の根本に水がたまらずお手入れも簡単です。
機能面では、メーカーごとにさまざまな工夫があるので比較検討しましょう。また、ビルトイン水栓を備えていない洗面台では、各メーカーが多様な機能・形状の水栓を用意していて、選べることも。デザインや機能、使い勝手から水栓を選びます。

<ビルトイン水栓>

ビルトイン水栓は鏡の下あたりについているため、洗面ボウルを広く使える。また、水栓の根本に汚れの元になる水がたまらない。

<従来型の水栓>

従来型の水栓は、洗面ボウルの縁についているため、水栓の根本に汚れの原因となる水がたまりやすい商品も。

水とお湯の切り替え上手な水栓
従来品は水栓レバー中央部分が水とお湯の混合水。水を出したつもりがお湯だったなどムダに給湯器を作動させることも。各社名称はさまざまですが、水栓レバー中央まで水だけを出し、必要ないときにうっかりお湯を使わないよう工夫した省エネタイプの水栓が増えています。
センサー式水栓
手を近づけるだけで水が出るので、手洗い中の水の出しっぱなしが防げて節水に。掃除や洗濯、花の水やりなどで水を出し続けたいときには簡単に手動に切り替えることができます。

(4)収納キャビネットを選ぶ

収納キャビネットは大きく分けて洗面台下と、横、上に付けられます。洗面室の広さや、収納したい物の量を考えて選びましょう。扉の色や素材は、予算やインテリアに合わせてチョイスできます。

<開き戸タイプ>

広々と収納できるので、バケツなどの大きなものや洗剤のストックもラクに収納できます。また、棚をつければ思い通りのレイアウトで収納空間をつくれます。

<引き出しタイプ>

奥の物が見えやすく取り出しやすいタイプ。デッドスペースができにくく収納力が高いのが魅力です(排水管のスペースよっては収納量が減る場合も)。

<片引き出しタイプ>

引き出し部分に小物やリネン類をしまい開き戸部分に掃除用具をしまうなど、モノに応じて使い分けられるので、スッキリと片づけやすいタイプです。

体重計収納
置き場所に困る体重計を洗面台下にスッキリ収納できます。車輪が付いているので出し入れもスムーズ。引き出したらそのまま乗って体重を測ることができるので便利です。
抜群の収納量
TOTOの奥ひろ収納「奥ひろし」など、排水管のカタチを工夫してデッドスペースを極力抑えた大容量の商品も。「奥ひろし」は、同社の従来品と比べて最⼤約50%も収納スペースがアップしています。
空間を広く使えるコンパクトな奥行き
LIXIL「L.C.」やクリナップの「BGA」は、奥行きが50㎝とコンパクトながら、広々とした洗面ボウルと大容量の収納を実現しています。
SUUMOリフォームストアがサポートします!

スペースに合った商品の中から、ほしい機能を選択していく洗面台。最近はお手入れ面のラクさだけでなく、省エネや収納量、ドレッサーといったイメージのインテリア性へのこだわりなど、日々進化しています。リフォームをすると、水まわりの使い勝手が飛躍的に向上するでしょう。

リフォームしたいけど、どの商品が合うのかわからない方はSUUMOリフォームストアまでお電話ください。

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(受付時間 10:00〜18:00)

記事公開日:2018年4月17日

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