トイレの選び方の基本

トイレリフォームで

どれくらい節水・節約できる?

毎日何気なく使っているトイレ。実は、家庭内の水の使い道としてはお風呂に次いで多く、全体の21%※を占めると言われています。
でも、今どきのトイレは、節水技術が格段に進化しています。もし今使っているトイレが20年近くたっているのであれば、今どきのトイレへリフォームした場合の節水効果は高く、家計へのインパクトも見過ごせません。
最新の節水型トイレにリフォームした場合、実際にいくらくらい節約できるのか知っておきましょう。
※東京都水道局 『平成27年度 一般家庭水使用目的別実態調査』より

リフォームによる節水効果は、年間約1万5000円!

最新の節水型トイレは洗浄水量が従来の1/3程度

今、リフォームを考えている方であれば、現在のトイレは15年から20年くらい使っているケースが多いでしょう。その当時のトイレが洗浄するときに必要な水の量は、大・小共通で1回当たり13ℓほど。最新のトイレは、各社とも節水機能に力を入れていて、小用時にさらに「大」より少ない水で洗浄する「小」が標準装備。TOTOでは、トイレットペーパーを使わない男性の小用時に対応する「eco小」という機能まで付いています。大の場合で最も洗浄水量が少ないタイプでは、1回に使う水の量が3.8ℓ※。なんと、従来型の1/3程度の水量で洗浄できてしまうのです。

1回あたりの洗浄水量

家族4人の場合、水道代が年間で約1万5000円お得に

男性2人、女性2人の4人家族の場合で、年間(365日)の水道代がトイレのリフォームでどれだけ減るか計算してみましょう。最も節水効果が高いTOTOのネオレストAHタイプの場合で考えます。1日の使用回数は、大の使用が1人当たり1回、小の使用が1人当たり3回※1とし、水道代は265円(税込)/㎥ ※2とします。
※1「省エネ・防犯住宅推進アプローチブック」より
※2(一社)日本パルプ工業会より。料金単価は消費税は8%の場合

洗浄水1日当たりの使用量

従来品 ネオレストAHタイプ
「床排水」
ネオレストAHタイプ
「壁排水」
1日あたりの使用回数 (大小共通)13ℓ×16回 (大)3.8ℓ×4回
(小)3.3ℓ×6回
(eco小)3.0ℓ×6回
(大)4.8ℓ×4回
(小)3.6ℓ×6回
(eco小)3.4ℓ×6回
1日あたりの使用量 208ℓ 53ℓ 従来より155ℓ節水 61.2ℓ 従来より146.8ℓ節水
今どきの節水型トイレにリフォームすると、毎日浴槽1杯近い水が節水できる!

なんと、1日の洗浄水量の差は、「床排水」で155ℓ、「壁排水」では146.8ℓ!
浴槽の大きさにもよりますが、入浴するのに浴槽に貯めるお湯の量は、1回当たり150~200ℓ程度と言われています。今どきの節水型トイレにリフォームするだけで、毎日浴槽1杯分近い水が節水できるということです。

逆三角形

この差を年間の水道料金で表すと

従来品 ネオレストAHタイプ
「床排水」
ネオレストAHタイプ
「壁排水」
年間の水道料金 20,100 5,900従来品より約15,000円節約! 5,100従来品より約14,200円節約!

トイレの洗浄水量 節水ランキング

どのトイレも従来の半分以下の水量で洗浄

では、今どきの節水型トイレは、どの商品がどれくらい節水できるのでしょうか?

リフォームトイレの節水ランキング

順位 洗浄水量 メーカー 商品
1位 3.8ℓ TOTO ネオレスト(NX/AH/RH/DH)
2位 4.0ℓ LIXIL サティス(Gタイプ・Sタイプ)
3位 4.6ℓ Panasonic NewアラウーノV
4位 4.8ℓ
  • TOTO
  • TOTO
  • TOTO
  • TOTO
  • Panasonic
  • GG1/GG1-800
  • レストパル/レストパルF
  • ピュアレスト(EX/QR/MR)
  • CS597
  • 新型アラウーノ
9位 5.0ℓ
  • LIXIL
  • LIXIL
  • LIXIL
  • プレアス(LSタイプ/HSタイプ)
  • リフォレ
  • アメージュZAシャワートイレ

※床排水、大使用時の場合で比較

check メーカーそれぞれの工夫により、全てのトイレで従来品の洗浄水量の半分以下を実現しています。
どんな工夫をしているのか紹介しましょう
TOTOトルネード洗浄
渦を巻くような水流による「トルネード洗浄」で、少ない水で効率的に洗浄。ネオレストには、水圧に左右されない「タンク式」とタンクレスでコンパクトな「水道直圧式」の長所を併せ持つ独自の洗浄技術「ハイブリッドエコロジーシステム」を搭載し、少ない水量でパワフルな洗浄を実現しています。
Panasonicターントラップ方式
便器内をぐるりと旋回する水流でまんべんなく洗いながら水をためていき、普段は上を向いている排水路を下向きに回転させることで一気に排水する独自技術の「ターントラップ方式」で節水。NewアラウーノVでは、陶器ではできない新素材ならではの便器の形状により勢いある水流を生み出し、節水効果が高まっています。
LIXILパワーストリーム方式
便器の上部からの強力な水流を便器鉢内にぐるぐる流し、すみずみまで洗浄する「パワーストリーム洗浄」で、少ない水でも汚れをしっかり洗い流します。

各メーカーとも、洗浄方法の工夫のほか、少ない水で汚れがするんと流れやすいよう、汚れが付きにくい便器鉢の素材や形にも工夫がなされています。さまざまな工夫の積み重ねにより、今どきの「超節水」を実現しているのですね。

節電効果で電気代が年間約5000円減

熱を逃がさない構造や高効率ヒーターなど、工夫が満載

寒い時期に重宝する温水洗浄便座や暖房便座で必要な電気も、各メーカーとも従来より格段に節電できるように進化しています。
電気代を抑えるコツは、通電時間を極力抑えること。そのため、断熱性の高い便座や便ふたを採用した熱を逃さない構造や、必要なときに必要なだけ急速に温める高効率のヒーターの搭載、タイマーによる節電設定など各メーカーとも工夫を重ねています。
洗浄水の場合と同じように4人家族で1日に合計16回使用したとして電気代を試算すると、従来タイプに比べ、年間で約5100円ほど電気代が安くなるトイレも。

従来品より約14,200円節約!

こまめに便ふたを閉めるなど、使う際のちょっとした配慮と合わせ、上手に電気代を節約したいものです。
節水と節電、合わせて年間で約2万円の節約になるとしたら、何年で元が取れるでしょう?
商品選びの際の目やすのひとつにしてみてもいいかもしれません。

SUUMOリフォームストアがサポートします!

節水効果で家計に優しい最新の節水型トイレ、実は排水方式など家の構造により対応できる商品が異なります。

リフォームしたいけど、どの商品が合うのかわからない方はSUUMOリフォームストアまでお電話ください。

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0120-181-227
(受付時間 10:00〜18:00)

記事公開日:2018年3月13日

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